2020.6.8

スキー部インタビュー

スキー部 -美しく遠くへ―

 

運動部員の生の声をお届けする企画「VOICE東大運動部」

第17弾はスキー部です‼

雪上を華麗に舞うウインタースポーツの代名詞、スキー競技。

 

今回は東京大学運動会スキー部2年の後藤愛弓さんにお話を伺いました。

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         競技後の後藤さん

競技スキーって何?普通のスキーと違うの?

 

-スキー部は「競技スキー」をメインに活動していると聞きました。

 

はい。スキーにはさまざまな種類があって、皆さんがゲレンデで滑るスキーはよく「基礎スキー」や「ゲレンデスキー」と呼ばれるものです。一方でスキー部では競技スキーと呼ばれるスキーを練習しています。現在スキー部には、アルペン・クロスカントリー・ジャンプと3つの競技パートがあり、部員は全員いずれかのパートに所属しています。

 

-それぞれどういった競技なんですか?

 

アルペン・・・雪上に立てられたポールの間を通って斜面を滑り降り、滑り降りるのにかかった時間を競う

クロスカントリー・・・アップダウンのあるコースを使って決められた距離を滑る時間を競う

ジャンプ・・・急斜面を滑って勢いよく空中に飛び出し、飛距離と飛型(美しさ)を競う

 

って感じですね!

一概にスキーといってもまったく違う競技なので、それぞれの競技で使うスキー板も全て違います!

 

 

 

-後藤さんはどの競技をやっているんですか?

 

私はジャンプパートに所属しているのですが、ノルディックコンバインドという競技をやってます。ノルディックコンバインドは、ジャンプの得点とクロスカントリーのタイムを競う競技です。日本の選手だと渡部暁斗選手が有名ですね。なのでジャンプクロスカントリ―の両方を練習してます‼

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   クロスカントリーのレース                        ジャンプの練習中

 

スキー部について

 

-どんな活動をしているんですか?特に夏とか

 

スキー部の活動はシーズン中とシーズンオフで大きく変わります。

 

シーズン中は、授業がある期間は平日の練習はなしで、土日に雪上練習を行います。2月に入って授業がなくなると、長野県の白馬村にあるスキー部所有のロッジである白嶺莊に泊まり込み、1~2か月の長期合宿を行います。

 

シーズンオフは、筋トレやランメニューでフィジカルを鍛えつつ、パートごとにインラインスケートローラースキーサマージャンプなどの夏用トレーニングを行います。平日は週2回全パート合同で筋トレやランメニュー、週末は各パートに分かれて夏用トレーニングって感じです。

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      ローラースキー                          サマージャンプ

 

 

-部の雰囲気はどんな感じですか?

 

スキー部は冬の長期合宿をはじめとして一緒に合宿する時間が長い部活なので、部員は上級生下級生関係なくとても仲良くなります!あと、合宿では自炊や運転をする機会が多いので、料理の腕運転技術があがるという声が多いです笑

練習も和気あいあいとした空気で行っていますが、各自で自分に必要なことを意識しながら練習します。追い込むときも全員で声をかけあってしっかり追い込みます。

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       合宿中 みんなで料理

 

-スキーの試合って普段あんまり目にしないんですけどどんな感じなんですか?

 

ジャンプでは5種類の大きさのジャンプ台があって、大会では決められたサイズの台から選手が順番に飛んでいきます。それで、審査員の方が飛距離飛型(空中での姿勢や着地の美しさ)にそれぞれ得点をつけてくださるので、そのポイントの合計を競います。

 

ジャンプの試合で一番特徴的なのはその躍動感ですね。私は2番目に小さい台から飛ぶことが多いんですけど、それでもスピードは時速60㎞でます。飛距離は私の場合だと30mくらいしか出ないです笑。

いちばん大きいジャンプ台だと時速100㎞、飛距離250mなんて記録が出ることもあります!一回くらいは飛んでみたいです笑

 

後藤さんとスキージャンプ

 

-そもそもどうしてスキージャンプを始めようと思ったんですか?

 

昔からゲレンデスキーにはよく行ってたのでスキー部に入ったんですけど、最初はどの競技をやるかすごく迷いました。スキー部の一年生は全員サマージャンプを体験させてもらえるんですけど、それがすごく楽しかったのと、その時にみた先輩のジャンプがかっこよすぎて気づいたらジャンプパートに入ってました。完全に一目惚れです笑

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      大会前日 先輩とシュミレーション

        (写真上が後藤さん)

 

-怖くないんですか?

 

一番最初に飛んだときは正直ちょっと怖かったけど楽しさの方が勝りました笑。たしかにいきなり大きい台で飛んだら怖いと思いますが、慣れてきたら徐々に台の大きさをあげていくって感じなので、今は練習中に怖いと思うことはあんまりないです。

 

-後藤さんが考えるジャンプの魅力とは?

 

他のスポーツにはない、高速で空中に飛び出て浮遊する感覚が一番の魅力だと思います!

また、スキージャンプは競技人口が少ないスポーツなので、トップ選手やそのコーチの方々に直接指導していただく機会に恵まれていることも大きな魅力だと思います。そういった方々に、競技のこと以外のお話もうかがえるのはすごく勉強になります。

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   ジャンプを飛び終えた直後の後藤さん

 

-競技をしていて一番楽しいときとか一番つらいときってどんなときですか?

 

一番楽しいのは、自分の頭で思い描いていた通りにジャンプが飛べたときです!そういうときは飛距離も伸びるので、二重で嬉しくなります笑

逆に、一番つらいときは頭の中で思い描いていた通りに飛べたと思っても、次のジャンプで前と同じようなフォームに戻ってしまい、なかなか思うように身体を動かせないときです。

 

-ジャンプをはじめて良かったと思うことはなんですか?

 

ジャンプ台やクロスカントリーコースは雪国にしかないので、日本全国からいろんな大学の人が長野県や北海道に合宿しに来るんですね。それで結構な頻度で他大の人達と一緒に合宿するので、北は北海道大学から南は九州大学まで、日本全国の大学生と友達になれることです‼

それと、私は都会よりも自然が好きなので、自然豊かな場所で合宿できることも実は楽しみだったりします笑

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     日本各地の大学が集まるジャンプ合宿

 

-今後の目標を教えてください

 

国公立の大会である九大戦では、スペシャルジャンプ(ジャンプのみの競技)とノルディックコンバインドの両方で優勝、インカレではジャンプ経験者の上位選手と競ることを目標にしています。

また、学生大会だけでなく、一般の大会にも参加してみたいです。

 

 

おわりに

 

-最後に一言お願いします

スキージャンプという競技は、中高や社会人になってからではなかなか経験することができないスポーツの一つだと思うので、一度しかない大学生活で選ぶ価値のある競技だと思います。また、練習環境が整っている点や、頭を使うスポーツであるという点も、大学からはじめるという東大生におすすめです。大学生の間しかできないことをやってみたい人や、これまでとは一味違うスポーツをはじめたいという人は東大スキー部に一度足を運んでみてください。いつでも入部を歓迎します!

 

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         スキー部の皆さん

 

-後藤さん、ありがとうございました

 

他の競技にはないスキージャンプの魅力やスキー部の雰囲気について、笑顔で語っていただきました。後藤さんと東大スキー部の来シーズンの活躍に乞うご期待!

次回は、B&W部です。お楽しみに‼