2020.7.29

ボウリング部インタビュー

ー頭脳と再現性のスポーツー

 

運動部員の生の声をお届けする企画「VOICE東大運動部」。

20弾はボウリング部です。

今回お話を伺ったのは、2年生ながら主将を務める北里春希さん

 

ボウリングに情熱を注ぐ北里さんに、競技や部の魅力をたっぷり伺いました!

 

差し替え用

北里さん。Zoomでお話を伺いました

 

競技としてのボウリング 

―よろしくお願いします。さっそくですが、ボウリングという競技について聞いていきます!レジャーとして幅広く人気のボウリングですが、競技となると違う点もあるのですか?

はい。レジャーのボウリングは、何人かでボールを投げて、狙ったところに投げるのは難しいけどピンを倒せたら皆で盛り上がれる、というのが楽しいですよね。

一方、スポーツとしてのボウリングは、点数を出して人と勝負しなくちゃいけないので、常にストライクを狙っていかないといけないんですよ。

そのためには、レーンにひいてあるオイルの分析が必要になってきます。

 

―オイルですか…!?詳しく教えて下さい!

ボウリング場のレーンには、機械であらかじめオイルが塗られているんです。オイルの塗り方は均一ではなくて、機械のプログラミングによって濃淡が変わります。

オイルの塗り方でボールの曲がり方も変わるので、それを予測しながらストライクを取れるラインを探っていくんです。

頭を使うのと、再現性を求められる競技だと思っています。

 

自身の画像

ボールを投げる北里さん

 

―頭を使うってカッコいいですね!では、分析は具体的にどのように行うのですか?

あらかじめ会場のオイルのパターン表が配られるので、それを見てある程度作戦を立てていきます。

試合当日には、実際に投げながら、ボールの曲がり方を見てオイルの濃淡を予測していきます。床の板目1枚単位で、立つ位置や投げる位置を調整していって、ストライクを取れるラインを探していくんです。試合開始後の3フレーム目くらいまでで良いラインを見つけるのを目標にしています。

 

パターン表1パターン表2

こちらがパターン表。濃淡が読み取れます

 

―そんなに緻密に分析をするんですね!

はい。一度「ここだ!」という良いラインが見つかったら、次も同じスピード、同じ回転で、狙ったところに投げ続けていく必要があります。ここでさっき言った「再現性」が重要になってきますね。

たくさん投げて、反復練習をしていくことで、コントロール力が鍛えられていきます!

 

 

北里さんとボウリング

―では、ここからは北里さんご自身のことを聞いていきます。まず、ボウリング部に入ったきっかけを教えて下さい!

僕は小学生の頃からボウリングを競技でやっていて、小中高と続けてきたので、大学でもやろうと思って入部しました。

 

―小学生の時から!それは珍しくないですか?

はい、大学から始める部員がほとんどですね。

僕の場合は、父がボウリング好きで、よく連れてってもらっていて。小学6年生の時に近くのボウリング場でレッスンを受けたのが、本格的に始めるきっかけになりました。

中高の時は学校にボウリング部は無かったので、大学では満を持して入部しました。

 

 高校時の写真

高校1年生の北里さん

 

―ボウリングに情熱を注いでいらっしゃいますね!ちなみに、大学から始める部員はどういう理由で入部する人が多いんでしょうか。

やっぱり、もともとレジャーのボウリングを楽しんでいる人や、新歓大会でボウリングを面白いなと思ってくれた人が入部してくれることが多いです。

大学から始めてもどんどん上達できる競技です。短期間で練習の成果が表れてくるので、モチベーションも続きやすいと思います!

 

―それはやる気も上がりますね!では、北里さんがボウリング部で特に印象に残っている経験はありますか?

去年の全日本大学選手権が思い出深いです。

この大会では6人+補欠1人のチーム制で試合が行われたのですが、この補欠の先輩が4年生の方だったんです。

4年生にとっては最後の大会なので、自分も投げたい気持ちがあったと思うのですが、予選、準決勝、決勝と、スコアを付けたり応援をして下さったりして、最後まで自分たちを支えてくれました

このことはとても励みになりました。すごく印象に残っています。

 

全大選手権

全日本大学選手権の様子。皆さん良い表情です!

 

―仲間と支え合いながら勝ちを目指しているのですね!

―北里さんは関東個人リーグや個人選抜選手権大会で優勝を果たしていますよね。優勝した時のお気持ちも伺いたいです!

優勝経験は、中高の時には全然してこなかったんです。なので、大学で部活に入って部員の皆と一緒に練習して、自分の実力を着実に上げて、優勝できるくらいまでになったのは、すごく嬉しかったですね。

 

東大ボウリング部の魅力

―全日本大学選手権といえば、東大ボウリング部は4位でしたよね。関東リーグでも2部優勝を飾っています。強いですよね!

はい!6人チームを揃えて、ちゃんと皆で記録を出せる大学はなかなかないです。

 

―なにか秘訣はあるのでしょうか?

大学からボウリングを始めたところから、試合で戦えるようになることが大事なのですが、ボウリング部は上下関係も厳しくなくて、下級生が上級生に質問をしやすい雰囲気があります。

上級生に質問をしたり、一緒に自主練習に行ったりするなかで、練習量が自然と多くなって、上手くなって行けるんだと思います。

 

―仲の良い部活なんですね!オフの日に会ったりもするんですか?

はい、同期の部員とご飯を食べに行ったり、一緒に練習に行ったりします。みんなが上達していくのを見て、すごいなあと嬉しくなった記憶があります。

 

試合時の写真

試合時の写真。緊張感が伝わります

 

―みんなでどんどん強くなっているんですね。

―そんなボウリング部のアピールポイントを教えて下さい!

普段ボウリングに行くと、3ゲーム投げただけで2,000円くらいしちゃいますよね。

でも、ボウリング部では、週2回の練習で500円なんです。1回の練習で6ゲームくらい投げるので、500円で12ゲームくらい投げられます!

 

―それはお得ですね!ボウリングを始めたい人にうってつけですね。

 

最後に

―では、今年の目標を教えて下さい!

部としての目標は、1部リーグで勝っていくことです。今年の秋季から1部に昇格するのですが、やはり1部は強い大学が多いです。でも、部員のアベレージ的には、ちゃんと戦っていけると思います。ボウリング部の団結力を活かして戦っていきたいです。

 

僕個人としては、新型コロナウイルスの影響で練習できていないので、コロナ前の感覚を取り戻すのを最優先にしていきます。そして、冬にある個人戦で決勝まで行って、優勝を目指していきたいです!

 

―頑張ってください!では最後に、新入生に一言お願いします!

ボウリングは、大学から始めるのにぴったりなスポーツだと思います。

もともとの身体や基礎体力がしっかりしていなきゃいけないような厳しいスポーツではありません。

大学から運動を始めたい人でも参加のできる、かなり門戸の広いスポーツです。この門をぜひくぐってもらえればな、と思います!

 

―ありがとうございました!

 

集合写真

ボウリング部の皆さん

 

競技ボウリングならではの魅力や、北里さんのボウリングに対する思いをたっぷり語っていただけました!

 

次回は水泳部水球陣です。お楽しみに!

2020.7.12

馬術部インタビュー

馬術部 「人馬一体」

 

運動部員の生の声をお届けするVOICE東大運動部

第18弾は馬術部!

今回お話を伺ったのは主将兼主務の比舗 新(ひじき あらた)さん!

 

馬術をこよなく愛する比舗さんに部の魅力を伺いました。

 

1

よろしくお願いします!

 

「名前は聞いたことあるけど、どんなスポーツなんだろう・・・」

「やったことないけどできるのかな…?」

 

そんな疑問をお持ちの方は必見です!

 

馬術って・・・?

よろしくお願いします!まずは基本的なことから・・・。

馬術ってどんな競技なんですか?

一般的に三つの種目がありますね。まず「バババ術」っていうのがあって・・・。

 

バババ術・・・?

「馬場馬術」ですね(笑)。高田馬場の馬場です。

これは馬のフィギュアスケートと呼ばれることもあって、決めた技の総得点を競う競技です。

 

2

馬場馬術の様子

 

そんな競技があるんですね。どんな技があるんですか?

後ろ脚を軸にして一回転したり、カニ歩きしたりします!

人と馬とが一体となった技の美しさが求められます。

 

一度見てみたいです!他の二種目は何なんでしょう?

「障害馬術」と「総合馬術」です。

「障害馬術」はハードル走みたいな感じで、様々な障害をいかにミスなく超えていけるかを競う競技です。ハードルの棒を落としてしまう減点に加えて、馬がハードルの前で止まってしまう減点等もあるため、人とは違った難しさがありますね。

 

「総合馬術」は今までの二つに加えて「クロスカントリー」という種目が加わった馬のトライアスロンのような競技です。クロスカントリーでは障害のある草地や池を通過して、タイムやミスの少なさを競います。

水の中でもバシャバシャ走りますし、結構タフな種目です(笑)。

疾走感がある競技なので総合は人気なんですよ!

 

3

総合馬術の様子

 

迫力満点ですね~。馬が立ち止まる場面もあるということですが、馬のメンタルってどう管理されているんですか?

まずは大切に扱うことですね。馬って意外と繊細なんですよ。草食動物なので(笑)。

だから鞭でビシバシ叩きすぎるのもあまり良くないんです。

時々放牧してあげたり、厩舎の温度を管理したり、普段から体調をケアしてあげる必要があります。

馬を心身ともに最適なコンディションで競技に臨ませることも、乗る技術と同じくらい大切です。

 

4

馬のお世話の様子。馬かわいいですね。

 

乗る技術に目が行きがちですが、普段から馬の状態を管理するのも、馬術の競技の一部なんですね。

オリンピック競技にもあるようなので見てみます!

 

馬術部について

普段はどんな活動をしているんですか?

月曜日を除く週6日のうち、2~6日程度自主練があるほか、当番制で月曜日に馬のお世話をしています。

一年生は週2回以上来てね、二年生は週3回以上来てね、という風に学年ごとにノルマが決まっています。

ただ意欲のある一二年生や三四年生はほぼ毎日来ていますね(笑)。

 

5

練習中の様子

 

充実していますね!でも学業との両立は可能なんですか?

自分の履修にあわせて週ごとに柔軟に部活の予定を入れられる制度になっているので、可能です!

毎日来ながら基本平均点90点の部員もいるので、正直これに関しては本人のやる気次第です(笑)。

 

 

馬のお世話など、競技以外の活動について教えてください!

まず馬のお世話は、厩舎の掃除や馬の手入れなどですね。他にも地元の自治体(三鷹)と連携して、地域の子供への体験乗馬会なども企画しています。競技だけではなく、多様なフィールドで活躍できるのはうちの部の大きな魅力だと思います。

 

6

地域の子も馬に興味津々の模様

 

なるほど!馬のお世話が好き!っていう動機でもいいんですね。

次に部の雰囲気を教えてください。

練習の後みんなでご飯を食べたり、同期で旅行に行ったり、仲の良い部活だと思います。

毎日長い時間を同じ厩舎の空間で過ごすので、自然と仲が深まっていきますね。

馬のことについてオフのコミュニケーションの中で学べることも多いため、オフの時間も大切にしています。

 

7

オフの様子。仮装は馬じゃないんですね(笑)

 

写真からでも和気あいあいとした雰囲気が伝わってきます!

 

YOUは何しに馬術部へ

ここからは比舗さんのことを教えてください!

まず、どうして馬術部を選ばれたんですか?

昔乗馬クラブがやってるイベントでポニーに乗ったことがあったんです。

それが個人的に楽しくて、中高時代から大学に入ったら馬術をやろうと思っていました。

 

中高時代は馬術をされていなかったんですね!

ゆるく剣道をやっていました(笑)

私もそうですが、経験者じゃなくても全然大丈夫な部活ですね。

 

8

剣道部時代の比舗さん

 

どういう理由で入ってくる部員が多いんですか?

毎年新歓で行っている体験乗馬会(※)が楽しくて入ってくれる部員がほとんどですね.

あとは単純に動物が好きで、馬かわいいなっていう思いで入ってくれる部員もいます。

部員のほぼ全員が未経験で入部するので、昔やっていたから入るという部員はほとんどいません。

※今年は開催できていないようです。もし状況が変わればぜひ参加してみてください!

 

 

次に、実際に入部してみて、一番楽しかった瞬間を教えてください!

僕が一年生の時、先輩が引退試合(全日本学生大会)で完走したときですね。

当時四年生の先輩が引退試合として総合馬術に出場していたのですが、そもそも完走自体難しい競技で、最後ぎりぎりでゴールを切ったんですね。それを見て一年生ながら感動したのを今でも覚えています。

 

 

先輩の成功で喜べるって本当にいい組織ですね!

そうですね。自分のことのように、とても嬉しかったです。

 

9

比舗さんの愛馬。信頼関係が伝わってきます。

 

新入生に向けて

最後になりますが、新入生に向けて一言お願いします!

今こういう状況で、大学で何をやろうか悩んでいる人も多いと思います。

精神論になってしまうのですが、馬のお世話など大変なことが多いからこそ、競技で成果を出せたときのやりがいも大きくなります。馬術部では他のサークルや部活では絶対にできない経験をすることができます。

やりがいを求めている方、単純に生き物が好きな方、競技で全日本レベルで戦いたい方、とにかく熱い心を持った新入生をお待ちしております!

 

10

集合写真。やっぱりカッコいい!

 

 

馬術自体への興味が高じて、度々脱線しながらのインタビューでしたが、丁寧にお答えくださりありがとうございました。

馬術部に興味を持った方は東京大学運動会馬術部HPもチェックしてみてください!

 

次回はボウリング部です。お楽しみに!