第4回内藤塾
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概要
 第4回内藤塾では、「電気自動車とメガソーラーで実現する「燃やさない文明」」というテーマで環境エネルギー問題とその解決方法についてお話します。鳩山内閣は「CO2を2020年までに25%削減する」という計画を発表していますが、その先には「2050年までに80%削減」という更に大きな目標があります。その実現のためには、「少しずつ減らす」というアプローチでは追いつかないため、発想の180度の転換が必要です。
 それは、ものを燃やさない社会、すなわち「燃やさない文明」構築することです。「脱化石燃料」と言い換えても良いでしょう。それは、人類にとって、産業革命以来の大変革であり、その実現のための二つの柱が、自動車の全面的な電気化と、火力発電からソーラー発電へのシフトです。これだけで、CO2を最大で50%削減できます。
 これまで別々に発展してきたこの二つの技術が融合し、相乗効果を発揮しようとしています。その具体的な形が、スマート・グリッドです。
 今注目を集めるこの話題を、具体例をあげて分かりやすくお話しますので、奮ってご参加ください。 なお、2日目は手づくり電気自動車の試乗会を行う予定です。
講師
 村沢義久先生 第4回
平成22年 3月27、28日
村沢 義久
東京大学サスティナビリティ学連携研究機構特任教授
テーマ: 電気自動車とメガソーラーで実現する「燃やさない文明」
スケジュール
2009年3月27日(土)

13:00         参加者集合
13:20         講義1
14:00         ディスカッション
15:00         ティーブレイク
15:20         講義2
16:00         ディスカッション・まとめ
17:50         記念撮影
18:00         夕食
19:00         入浴
19:30         懇親会
21:00         自由時間
23:00         消灯・就寝

3月28日(日)

7:30         起床
8:00         朝食
8:40         電気自動車試乗会
11:30        昼食、適宜解散

用意していただくもの
推奨図書リスト
開催報告
第4回内藤塾にて、村沢先生の講義の様子。
 まだ肌寒いながらも春の足音が感じられる中、3月27・28日の2日間にわたり、第4回内藤塾が開催されました。連日の雨から一転、天候に恵まれ清々しい日和となりました。
 講義1では、地球温暖化問題の解決策としての電気自動車の現状を説明していただきました。IPCC第4次報告では、+1度から+6度の気温上昇が懸念されており、G8では2050年までに80%削減という目標が決められている。石油は2030年前後に採掘量がピークとなるとの見方が一般的であり、「低炭素社会」ではなく「ゼロエミッション社会」こそが実現すべき社会である。 電気自動車は自動車エンジンと比べ、非常に簡単な構造である。国内外のメーカの具体例を挙げながら、「ビッグ・スリー」から「スモール・ハンドレッド」へという産業構造の変化が起き始めていることを指摘されました。 講義途中に様々な質問・意見が交わされ、非常に活発な議論が展開されました。
第4回内藤塾にて、集合写真。
 講義2では、電気自動車の課題と「燃やさない文明」について説明していただきました。 電気自動車を普及させる方法として、バッテリーのみを分離して販売することでもっと安くしたり、急速充電器を各地に設置することで安心して使えるようになる。また、電気自動車の見方を変えると、動く家電、インテリア、家庭用バッテリーとして活用方法があることを提案されました。
 後半では、「燃やさない文明」へと題して、太陽光発電、風力発電、洋上風力発電、原子力発電、宇宙衛星発電の紹介・説明をされました。耕作放棄地に太陽光パネルを敷き詰めれば38万haあるため日本の総発電量の50%をまかなうことが可能になるそうです。感想では、ガソリンスタンドは今後どうなるのかということや、発電機の作成にかかるエネルギーを発電するエネルギーで取り戻せるのかという疑問が出た。
夜の懇親会の様子。
 夜の懇親会では、社会人・学生が互いの経験・夢について語り合い、夜遅くまで盛り上がった。村沢先生は多くの参加者と会話しようと、席を移動しては様々な質問・感想を聞いていたようだった。
本田さんによる講演
 明けて2日目には、予定を一部変更して、講義3が40分ほど電気自動車の技術者である本田氏によって行われた。ガソリン車から電気自動車への改造方法を具体的にご説明いただき、車検が通った時の話を語っていただきました。また、蓄電池として鉛蓄電池、リチウム電池、ニッケル水素電池を比較して、今後の開発次第で軽くて性能のよいリチウム電池が普及する可能性を示唆されました。  電気自動車試乗会では、てづくり電気自動車とバギーを試乗させていただきました。電気自動車はエンジン音がなくトルクが大きいため加速がよくて快適で、みんな楽しみながら運転をして性能を確かめていた。  
バギーに試乗する様子。
 地球温暖化・石油の枯渇という大きな問題に大して、電気自動車や再生可能エネルギーを用いた具体的な取り組みが、現在進行形でなされているんだということが一人ひとりが実感されたと思います。ただの傍観者としているのではなく、具体的な行動をとりながら、環境問題への対策をみんなで取っていかないといけないと感じました。
その後の様子