学内広報 ’82 No.585

「本郷記念館」(仮称)および「国際学術会館」(仮称)の建設を評議会で承認


 11月26日(金)に開催された定例評議会において、倒立百年記念事業による「本郷記念館」(仮称)および「国際学術会館」(仮称)の建設、およびそれぞれの建設計画の概要が承認された。
 これらの両建造物の建設は、10月22日に開催された定例評議会に提案(10月25日付け学内広報No.579参照)され、審議が行われてきたものである。
 また、これらの建設計画を実現するための手続きとして、次の事項が承認された。
1.両記念建造物を建設するため、本郷キャンパス利用計画に基づく特定計画の策定と、これにともなう本郷キャンパス利用計画の一部を変更すること。
2.本学創立百年記念事業後援会が建設する記念建造物を、寄付建物として受領すること。
 以上の事案が評議会で承認されたのを機会に、総長は11月26日付けで次の「総長談話」を発表した。


総長談話(11月26日)
 創立百年記念事業による「本郷記念館」(仮称)および「国際学術会館」(仮称)については、その建設およびその内容・場所等の基本的事項が本日の評議会において正式に承認された。
 本郷記念館の建設によって、長年にわたって学生・教職員の間で要望の強かった体育施設が実現することになり、本郷キャンパスにおける生活に新たなうるお いを加え、ひいては研究・教育の円滑な進展にも役立つであろう。また、国際学術会館の建設によって、本学の国際学術交流は一層促進されるものと期待され る。本学の創立百年記念事業は、研究助成および百年史編集事業においてすでにその実をあげつつあるが、今回両施設の建設が承認され、また記念事業の実現に 努力された方々にあらためて厚くお礼を申し上げたい。
 もっとも、本事業に対して学内の一部に批判があることは承知している。しかし、前にも述べたように本事業は東大百年の歴史を無条件に肯定するものではな く、東大の歴史に対する本学内外の批判をふまえたうえで本学の将来のために発議されたものであり、また本学の自主的判断にたって行われてきたものである。 わたくしは、今回の承認に至る過程で、十分に時間をかけて、直接間接に学内の意見を聞いてきたが、今回の評議会決定もこれらの意見をふまえてなされたもの であり、本学の教職員・学生大多数の意向にもそった結論に到達したと確信している。今後全学のなお一層の理解と協力を求めたい。