HP特集「勝利のために」!第11回は水泳部競泳陣です。昨シーズン(06年10月〜07年9月)は多くの好記録を残しながらも、他大のレベルアップにより苦戦を強いられた競泳陣。新体制になり昨シーズンの雪辱に燃える主将の井上翔太選手と、6年ぶりにリレーを組めるようになった女子陣のルーキーの石川夏子選手・河村綾子選手にインタビューを行いました。


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まずは井上翔太主将にインタビュー!


─水泳部競泳陣について簡単な紹介をお願いします。

東大本郷の奥深く、そこに二食と呼ばれる建物がある。
実は二食の下の書籍部の下には、現存する日本最古のプールが存在する。
鶏も鳴かぬ朝七時、そこで競泳陣の強者(つわもの)たちが動き出す。
とまあ月曜から土曜の9時まで泳いでいます。あ、部員は各学年10名前後です。

─部の雰囲気はどうですか?

私たち水泳部競泳陣は水泳界では非常識ともいえるコーチ不在の体制です。しかし一人ひとりの部員がコーチとなり選手となり、お互いを高め合っています。みなそれぞれが、頭で泳ぐをモットーに研究し、体を動かしています。25mがやっと泳げるくらいの初心者から、日本ランキングに載る選手まで、さまざまなレベルの選手が一緒に活動しています。

─それだけ幅広いレベルの選手がいると、運営は大変じゃないですか?

まあ大変です(笑)冗談はさておき、部員一人ひとりが自分の課題を持って練習に取り組んでくれるので、僕自身はあまり大変じゃありません。

─今の時期はどのようなことをしているのですか?

河童踊り※です(笑)だけではなくて、夏に結果を出そうとしたら秋冬の練習が非常に重要になってきます。辛く厳しい冬を耐え忍び頑張ってこそ、春に大きな花を咲かせ、夏に輝かしい結果を残すことができます。夏の美酒を楽しみにしつつ、日々練習に励んでいます。

※河童踊り…水泳部の部踊(ぶよう)。水泳部関連の宴会や駒場祭で披露される。

─チームとしての夏の目標は何ですか?

東部国公立で男女とも※全国公の団体権を獲得することです。また、8月の関東インカレで優勝して2部に昇格することです。

※全国公…全国国公立選手権。東部国公立選手権の上位校には団体として全国公への出場権(団体権)が与えられる。これにより個人出場の場合より参加標準記録が下がり、より多くの選手が出場できるようになる。

─それに向けて主将としてどのようなチーム作りをしていますか?

「NO LIMIT !!」をスローガンに、俺たちにできぬことは無い、と自分の可能性を信じ、一人ひとり高い目標を掲げそれに向かって日々邁進しています。選手みんなが目標の舞台で勝負できる(点を取れる)ようレベルアップをしていきたいと思います。

─ちなみに個人的な目標は何ですか?

今年は平泳ぎで日本ランキング入りを目指します。まあ30位以内くらいには入りたいです。

─もうずっと平泳ぎをやっているんですか?

はい。

─その魅力は何ですか?

水を切り裂き進む感覚がたまらないですね。

─昨シーズンを振り返ってみて、どんなシーズンでしたか?

男子は2年ぶりの団体権獲得ならず、また1年での関カレ2部復帰ならず、と大きな大会の結果は決して良かったといえるものではありませんでした。しかしチームとしては、メドレーリレーで日本学生選手権に出場するなど、たくさんの良い結果を残すことができました。一方女子では、1年生を中心に若い力が大爆発。こちらも惜しくも団体権獲得なりませんでしたが、六大戦ではあと一歩で5位に届くところまでいきました。
いずれも今シーズンにつながるとても良い結果でした。

─では最後にこの記事を読んでくださっている方々に一言お願いします。

とまあこんな感じで僕たちは頑張っています。興味を持った方はぜひ二食下地下へやって来てください。応援よろしくおねがいします。

ありがとうございました。続いて石川夏子選手と河村綾子選手にインタビューです。


写真左:河村綾子選手
写真右:石河夏子選手

─二人の専門種目を教えてください。

石川夏子(以下、夏):200mバタフライと400m自由形です。

河村綾子(以下、綾):平泳ぎです。


─なぜその種目を選んだのですか?

夏:上を目指そうとすると、自然と人があまり選ばないような種目になりました。それに長い距離だと才能がなくてもある程度努力でカバーできると思ったからです。

綾:私はただ平泳ぎが好きだから。平泳ぎは恋人です(笑)最近はあまり関係がよくないんですけど…

夏:でも綾子の平泳ぎは芸術的だと思うよ。


─そもそもなぜ水泳部に入ったのですか?

綾:高校で水泳をやっていたのですが、試合に出ることもなく大学に入ったらやめるつもりでした。でも大学に入って、誰もが選手として活躍できるこの部活を知り、私もいちど本気で競技をやってみたくなったので入部することにしました。

夏:私も高校まで水泳をやっていました。今まで水泳を通じて仲良くなった友達は受験や進学を境にやめていくことが多かったのですが、その人たちの分まで私が泳ごうと思ったから、大学でも続けることにしました。私が結果を出すことで、大学でも水泳と勉強を両立させていけるということを友達や後輩に示していきたいと思っています。


─東大女子陣はちょうど4人なので全員がリレーと個人種目にフル出場しないといけないということですが、大変じゃないですか?

綾:慣れてないことなので、体力的にきつくて大変です。最後のリレーの後なんて、ほんとに疲れてプールから上がれなくなることもあるくらいです。

夏:なんかプールから上がるとき貞子みたいになってるよね(笑)ほんとに大変そうだなと思う。

綾:貞子て(笑)でもリレーの楽しさのほうが勝るよ。4人で泳ぐから喜びも4倍だよね。

夏:そうそう。やっぱリレーが一番楽しいよね。特にこのチームは人数が少ないから団結力があります。高校まではリレーをやっても自分のラップタイムばかり気にしていたけど、今はチーム全体のタイムを気にするようになりました。


─では昨シーズンで一番印象に残ったレースは何ですか?

夏:関カレ(関東インカレ)の800mリレーです。先輩方の懸命な泳ぎや、あの独特な雰囲気にとても感動しました。


─自分のレースではどうですか?

夏:全国公の400m自由形で決勝に出られたことです。関カレの直後で疲れがあったんですけど、予選でシーズンベストを出し、ぎりぎりで決勝に残ることができました。決勝ではみなさんの応援を感じながら気持ちよく泳ぐことができました。

綾:私は七帝戦で100m・200m平泳ぎの決勝に残ったことです。個人種目で初めてチームに貢献することができて嬉しかったです。


─それでは最後にこのサイトを見てくださった方々に一言お願いします。

夏:今年が勝負の年だと思っています。やっと4人でリレーを組めるようになったばかりなので、これからの新入生が大きな役割を占めることになります。ぜひ水泳部に入って、一緒に東大女子陣の歴史を作っていきませんか?初心者の人にこそ入ってほしいですね。初心者でも全国大会に出られることを一緒に証明していきたいです。経験者であっても、もう一度何かを見つけられる部活だと思っています。

綾:伸び盛りの部活なので、注目していてください。




ありがとうございました!!来年の夏の競泳陣の活躍に期待をしたいと思います!ご声援よろしくお願いします!!


インタビュアー・編集 横田康介 相馬智史


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