「新型コロナウイルスと大学スポーツ」特集 第2弾 ヨット部

新型コロナウイルスが流行するなか、奮闘する東大運動会の様子にせまる「新型コロナウイルスと大学スポーツ」特集。

 

前回のア式蹴球部につづき、第2弾はヨット部です!

今回はヨット部2年の板坂吉純くんからお話を伺います。

 

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運動会ヨット部のみなさん

 

ヨット部の現況

―いま、練習はどんな状況ですか?

ヨット部は、他の部活のなかでも新型コロナウイルスの影響が特に大きいと思います。

というのも、わたしたちの活動は土日に合宿所に泊まり込んで行うので、集団生活が難しい以上なにもできていない状況です。

3月上旬に大会が中止されたのを皮切りに、大学からの要請があった3月下旬からはまったく活動できていません

段階的に活動の制限が解除されたとしても、合宿が解禁されるのはかなり遅くなるだろうなという感じです。

 

―思ったより大変そうですね…各部活がオンラインでの活動を模索していますが、ヨット部ではどうでしょう?

部内でチームに分かれて、戦術・戦略について話し合ったり動画を共有したりするなどヨットの研究を行っています。

普段はヨットに乗ることが練習のメインだったので、こうして客観的に分析できる機会ができたのはメリットですね。

あとは有志で、感覚を鈍らせないためにオンライン上でヨットレースのシミュレーションなんかもしています。

 

―特に困っていることはなんですか?

部としてネックになっているのは、やっぱり新歓です。

ヨット部自体の知名度もそんなに高くないですし、実際に体験してもらわないと入部を考えてくれるという人もなかなかいないので、オンラインだけでの新歓はとても厳しい状況です。

上級生のモチベーションという意味でも、新入生の入部は待ち遠しいですね。

 

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合宿生活が前提となるヨット部の活動

 

ヨット部員の思い

―板坂くん自身は、どんな気持ちでいますか?

個人的には、2Sでヨットに打ち込む生活を送りたくて1年生のあいだ勉強を頑張ったのに、もともとの計画が全部なくなってしまったのがすごく悲しいです。同期と一緒にスキル向上に集中できる機会を奪われて、ヨットに乗るうえでの知識や感覚が衰えるなか上手い先輩に追いつけなくなるんじゃないかという焦りもあります。特に、ヨットはどうしても天候に左右される部分が大きいのですが、僕たちの代は天候のせいでヨットに乗る機会が少なかったので・・・。

今できることに専念して、再開の日を待つしかありませんね。

 

―それは辛いですね・・・活動が再開したら、どんなヨット部になっていてほしいですか?

ヨット部では、新入生に向けたマニュアルの作成など部活の再開がスムーズにできるような努力をしています。例年よりは少ないですが、やる気と実力を兼ね揃えた一年生が入部を検討してくれています。コロナで練習ができない期間にも動画での学習やミーティング、シミュレーションで先輩や同期との交流が増え、チームとしての結束力は以前よりも高まっているようにも思えます。1年生のフレッシュなパワーでより結束が高まり、コロナあけ、どの大学よりもまとまりを持ったチームに東大ヨット部はなれるんじゃないかなって思います。

 

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―ありがとうございました!

 


 

不要不急として停止に追い込まれている大学の部活動ですが、その裏には部員一人一人の複雑な思いがあり、様々な努力がなされています。これからも応援していただけると嬉しいです。

「新型コロナウイルスと大学スポーツ」特集、次回は女子ホッケー部です。お楽しみに!

(2020年5月26日 UP)