硬式野球部in2017─宮台康平さん・山田大成さん・楠田創さんに聞く─

 2017年は東大野球部躍進の年でした。

 東京六大学野球秋季リーグ戦では、108日の法政大2回戦に8-7で勝って連勝し、勝ち点を挙げました。東大の勝ち点は2002年秋以来15年ぶりという快挙です。このような健闘もあって秋季リーグは早大との5位タイという結果になりました。

 選手個々人の活躍も目覚ましく、同リーグ戦では楠田創外野手(育・4)がベストナインに選出されました。さらに、宮台康平投手(法・4年)はプロ野球ドラフト会議で日本ハムからの指名を獲得しました。13年ぶり6人目の東大出身プロ野球選手誕生はメディアにも広く取り上げられ、世間をにぎわせました。

 今回は、楠田創さん、宮台康平さん、前主将の山田大成さん(工4年・内野手)へ総務部が行ったインタビューをご紹介します。

 

宮台康平さん

─指名を受けたときの気持ちは。

結構待ったので、ほっとしたなっていうのが一番ですね。呼ばれてよかったなっていう。

待っているときは、もう呼ばれないかなーって、不安に思いましたね。安田講堂の部屋で部員の同期と一緒に静かに聞いていたんですが、全然呼ばれなかったので、雰囲気は重かったです。でも、呼ばれたので、皆喜んでくれて。指名されてよかったです。

ただ、プロになる以上はここからが大変だと思うので、気を引き締めていこうと。スタッフの人の挨拶などを経るごとに、プロ野球選手になる実感はわいたんですが、同時に緊張も強くなりました。ここからは、自分の実力次第なので、また頑張ろうという気持ちです。

 

─六大学野球での15年ぶり勝ち点については。

嬉しかったです。僕たちは連敗から入っているので、その時から考えたらだいぶ遠いところに来たというか、ステップアップしたなって。上級生がずっと負け続けてきて、何とか勝ちたいという思いがチームに伝染して、2015年に連敗を止めて。そういうのを僕たちは後ろで見ていて、先輩方が積み上げてきたものが一歩一歩形になって、よりよくしていこうっていう気持ちが僕たちの勝ち点にまでなったのかなって思います。

miyadaiichiko

 

山田大成さん

─秋季リーグ法政大戦で勝ち点をとった時の気持ちは。

87というギリギリの状況で、最後までどっちに転ぶかわからず、勝ちを確信できる状況ではなかったので、すごく緊張感がありました。それから、僕は下級生の頃から出ていて、神宮でデビューした試合が連敗記録を更新した試合だったんです。その勝てない時代を選手として経験してきた立場からして、最終学年の秋に、ラストシーズン主将として勝ち点を回収できたっていうのは、ものすごく感慨深いものがありました。

 

─後輩に対してメッセージは。

僕が一年生の時は一回も勝てずに終わって、二年生の時に連敗を止めて、三年生の時に年間4勝して、と東大野球部としてステップアップしてきた中で、これをよりよい形で後輩につなげていきたいという思いがあります。僕は、つらいつらい言いながらも、野球をやっている時が一番楽しかったんです。現役時代はすごくしんどかったんですが、野球をやりたくてもできない時が来るので、今しかできないことを悔いなく全力でやってもらいたいなと思います。

 yamada

 

楠田創さん

─ご自身のベストナイン入りについて、思ったことは。

素直に嬉しかったです。リーグ戦が終わって、なんとなく、選ばれたらいいなあと思っていたので。試合しているときはとにかく勝ちたいという思いが強かったんですが、引退して数日経って落ち着いてきたころに、個人のことをやっと考えられるようになって、ベストナインのことも考えていましたね。閉会式に行く途中にマネージャーさんから聞いて、嬉しかったです。部活同期からも軽くおめでとうと言われました。

 

15年ぶりの勝ち点については。

めちゃくちゃ嬉しかったです。ずっと勝ち点を目標にやってきたんですが、すごく高い壁でもあったので、まさか現実でとれるとは思わなくて。今までも一戦目勝ったとしても二戦目でなかなか勝てなくて、それがずっとしんどかったんです。だから最後の最後に勝ち点を取れて、よかったですね。

勝ち点が決まったときはチームメイトともめちゃくちゃ喜んで、試合終わってロッカーに戻ったら、ベンチ入りしてないメンバーがいっぱい待っていてくれて、そこでまた皆で喜んで。あれが一番よかったですね。

 kusuta

 

宮台さん、山田さん、楠田さん、ありがとうございました。

躍進を重ねている東大硬式野球部の活躍に、今後も注目していきましょう!

(2018年1月17日 UP)